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破魔弓の選び方
- 2011/12/11(日) 20:24:41
破魔弓のいわれ
~なぜ破魔弓を飾るの??~
破魔弓は、「魔を破る弓」という意味があり、鎌倉時代の頃から、男の子にお正月の祝い物として贈られていました。
弓と矢は、昔から邪気をはらい悪霊を恐れさせる武勇の象徴でした。現在でも、神社では初詣でに破魔弓を渡し、大相撲では最後に弓取り式を行います。
また宮中では、皇太子のご誕生の際、魔除けのために、弓の弦を引いて音を立てる「鳴弦(めいげん)の儀」が取り行われます。
「うまれてきてくれてありがとう」 という感謝と感動の気持ちとして、
「元気にたくましく育ちますように」 という成長と幸せを願う形として、
重厚で気品のある破魔弓を飾ります。
破魔弓飾りの選び方
(1)素材
破魔弓は多くの自然素材を使っています。
天然の素材か?人工の素材か?は破魔弓を選ぶ重要なポイントです。
素材・加工技術の違い(クリックで拡大します)
①矢
天然の羽根を使っているか、羽根を長く使っているか、きれいなカットかをご覧下さい。
また矢の上部分の矢筈(やはず)にも、木製ろくろ引きののもの、プラスチック製のものがございます。
②弓
プラスチック製のものと木製のものがあります。
弓に巻いてある弦巻にも、ビニール製や籐製のものがあります。
弓自体の素材はそれほど目立ちませんが、弦巻は籐の方が趣があり、お薦めをさせて頂いています。
③台・ケース
弓と矢を支えるための飾り台・背板もプラスチック製や木製のものがあります。
自然の素材を使ったものは、近くで見ても遠くで見ても飽きがこず、趣や重厚感があります。
(2)木工加工
木の加工の多い破魔弓では、その加工技術も重要なポイントです。
単純なカットだけで無く、曲線・曲面を造って、やわらかさや面白さを出したもの、
またルーター加工という面取りの技法でおしゃれさを加えたものもあります。
ルーター加工を施した破魔弓飾り
(3)造形美
弓と矢のバランスや背板の造形、巻かれている組紐の流れの美しさ、など全体のデザインを見て、気に入った商品をお選び下さい。
塗り・木目を活かしたもの・竹・桐などケースの素材や塗りによっても雰囲気が変わります。
木目ケース
塗りケース
むさしや豊山の江戸押絵羽子板
- 2010/11/20(土) 14:09:20
◆人形の館 石倉 商品紹介◆
羽子板:むさしや豊山
東京都伝統工芸士認定 勲五等瑞宝章授章作家
むさしや豊山の江戸押絵羽子板の特徴
①押絵技術
近年、綿を大量に入れ、ボリュームや立体感を出した羽子板が多くなっております。
豊山の押絵は、微妙な綿の入れ具合によって、奥行ある立体感を作りだしています。
女性の着物姿が、やわらかで自然なラインで描かれています。
又、押絵をした後に、手描きで描かれた彩色も見事です。
②伝統的な形状
近年、振り袖と言われる扇型から着物のはみ出た羽子板が多くなっております。
むさしや豊山の羽子板は、おめでたい扇形の桐板におさまる伝統的な形状で
作られています。
扇形という制約された形の中で、立体感と自然な着物姿を表現しています。
③上品な表情
面相は、美人画で有名な上村松園の画風を取り入れており、可愛らしさだけではない、
芯がある上品な表情をしています。
しなやかな手にも豊かな表情がうかがえます。
④バランスのとれた造り
押絵師「豊山」により、一貫して作られた羽子板は、お顔や手、全体の色味など、
自然なバランスのとれた造りです。
むさしや豊山作羽子板について詳細はこちらからどうぞ。
※むさしや豊山作の羽子板飾りは、ネット掲載を行なわず、店頭展示にて販売を行なっております。
遠方のお客様はご希望サイズなどを、お問い合わせページ・メールにてお問い合わせ下さい。画像・金額を記載した商品リストをメールにてお送りさせていただきます。ケースや飾り台の組み合わせも変更可能です。
また、zoomやfacetimeでのオンライン接客も承っております。ビデオ通話にて商品説明・組み合わせ変更をご案内させていただきます。
人形の館石倉
0279-54-4005
info@ishikuraningyou.com
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